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篩骨洞がん

最終改定日:

片側だけの鼻症状が数週間続くなら受診

鼻づまり、鼻血、頬のしびれ、流涙が片側だけ長引くときは、痛みがなくても耳鼻咽喉科・頭頸部外科に相談します。

概要

篩骨洞がんは、両目の間・鼻の奥にある副鼻腔の一つ、篩骨洞に生じるがんです。初期には症状がないこともあります。片側だけの鼻づまり、少量を含む鼻血、頬のしびれ、涙が出る状態が数週間続く場合は、耳鼻咽喉科または頭頸部外科を受診してください。眼球が前に出る、物が二重に見えるなどの眼症状も起こり得ますが、その症状だけで進行範囲は判断できません。鼻炎や副鼻腔炎でも似た症状があるため、自己判断せず確認することが大切です。

原因

篩骨洞がん個々の原因は一つに特定できないことが多く、慢性副鼻腔炎が直接の原因と確立しているわけではありません。鼻腔・副鼻腔がん全体では、木材などの粉じんや一部の化学物質への職業曝露、喫煙、ヒトパピローマウイルス感染などがリスク因子として挙げられます。ただし、これらがすべての篩骨洞がんに当てはまるわけではありません。診断では鼻内視鏡で病変を確認し、組織を採って病理検査を行います。CT・MRIなどで眼窩や頭蓋底との位置関係、広がりを評価します。

治療法

治療は、がんの組織型、広がり、眼や頭蓋底との位置関係、全身状態を踏まえて専門チームが決めます。手術、放射線治療、薬物療法を単独または組み合わせて行う場合があります。手術も病変の範囲によって鼻内視鏡を使える場合と、より広い切除が必要な場合があります。治療による視機能や外見への影響も相談し、終了後は再発や機能面を定期的に確認します。鼻血や頭痛だけで脳への浸潤を決めつけたり、全員に同じ治療が必要と考えたりしないでください。

初期は無症状のこともある

眼球突出や複視が出ることもありますが、症状だけでがんの有無や広がりは分かりません。

内視鏡・病理検査・画像で確かめる

鼻内視鏡で観察し、採取した組織で診断。CTやMRIで周囲への広がりを確認します。

組織型と広がりに合わせた治療

手術・放射線・薬物療法を検討し、視機能など生活への影響も含め専門チームで方針を決めます。

参考資料

  1. 鼻腔がん・副鼻腔がんの特徴を知ろう日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
  2. Paranasal Sinus and Nasal Cavity Cancer Treatment (PDQ®)–Patient VersionNational Cancer Institute
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