大量出血・強い痛み・失神は急いで受診
妊娠中の出血や腹痛は相談し、特に大量出血や強い片側の痛み、めまい・失神では緊急に評価を受けてください。
概要
日本で流産とは、妊娠22週未満に妊娠が終わることをいいます。妊娠初期の出血や腹痛は流産の症状として起こりますが、出血だけで流産と決まるわけではありません。症状がなく、超音波検査で初めて分かる場合もあります。妊娠中に出血や腹痛があれば産婦人科に連絡してください。出血が多い、強い腹痛や片側の痛み、肩の痛み、めまい・失神がある場合は、異所性妊娠なども考慮して急いで医療を受けてください。
原因
妊娠初期の流産では受精卵の染色体異常など、本人には防げない要因が関係することが多く、日常の行動を原因と決めつけることはできません。診察では超音波で妊娠の位置と発育を確認し、必要に応じて血液検査を行います。初回の検査で結論が出ない場合は、時期をあけた再検査で判断します。流産を繰り返した場合や妊娠週数が進んでから起きた場合は、背景を調べる相談もできます。
治療法
流産と確定した後の対応は、妊娠週数、出血・感染の有無、本人の希望などで変わります。自然に排出されるのを待つ方法、薬による方法、手術による方法があり、利用できる方法や適応は診療施設で確認します。出血が多い、発熱する、痛みが強まる場合はすぐ連絡してください。身体の回復だけでなく、悲しみや不安への支援も大切です。結果を自分のせいにせず、必要なら医療者に相談してください。
最初の検査で決められないことも
超音波や血液検査で妊娠の位置と経過を調べ、診断が不確かなときは再検査を相談します。
確定後の選択肢と支援を相談
待機・薬剤・手術のうち適応のある方法、注意すべき症状、心理的な支援について話し合ってください。