概要
乳腺線維腺腫は乳房にできる良性のしこりで、若い世代に多く、表面が滑らかで動きやすいことがあります。ただし、触った感じや痛みの有無だけで線維腺腫や乳がんと決めることはできません。新しいしこり、急に大きくなるしこり、乳頭や皮膚の変化があれば乳腺科・乳腺外科で相談してください。
原因
乳腺の腺組織と線維組織からできる良性腫瘍です。発生の詳しい原因は分かっていません。診断には問診・診察と年齢や所見に応じた超音波、マンモグラフィなどを用い、画像だけで確かめられない場合や成長が速い場合は組織検査を検討します。似たしこりを作る葉状腫瘍などとの区別が重要です。
治療法
線維腺腫と確認され、症状や大きさに問題がなければ、すぐに切除する必要はないことが多いです。大きくなる、痛みがある、診断がはっきりしない場合は再評価し、摘出を検討します。確認後に定期検査が必要かは所見によって異なります。新たな変化があれば、以前に良性と言われた人も受診してください。
初めてのしこりは触り心地で決めない
動く・痛くないしこりも、診察と必要な画像検査で確認します。
葉状腫瘍などとの区別が必要
特に急速に大きくなるときは組織検査や摘出を含めて相談します。
確定した小さなしこりは経過を見る場合も
切除や定期検査の要否は診断の確かさと症状を踏まえて決めます。
良性の診断後でも変化したら再受診
大きさや形、乳頭・皮膚の変化があれば相談します。