概要
乳腺症は、月経周期などに伴う乳腺の良性の変化をまとめた呼び名です。乳房の張りや痛み、しこりのような硬さが月経前に強まり、月経後に軽くなることがあります。乳腺症そのものが乳がんになるわけではありません。ただし新しいしこり、片側だけの持続する変化、血の混じる乳頭分泌などを乳腺症と自己判断せず、医療機関で確認してください。
原因
乳腺がホルモンの変化に反応して、組織の張りや嚢胞などが生じると考えられています。「ホルモンバランスが崩れた病気」や「痛みを伴う腫瘍」と一律に定義するものではありません。診察と必要な画像検査で他のしこりと区別し、所見がはっきりしない場合は組織検査を検討します。
治療法
乳腺症と確認でき、症状が軽ければ治療を要さないことが多いです。痛みがつらい場合は合った下着や一般的な鎮痛薬などを医療者・薬剤師に相談します。大きな嚢胞が痛む場合は処置を検討することもあります。女性ホルモンを一律に投与する治療ではありません。新しい症状や変化があれば再評価を受けてください。
月経との関係と変化を記録
張りや痛みが月経前に強まり、後に軽くなるかを伝えます。
新しいしこりを乳腺症と決めつけない
新しいしこりや血性分泌、皮膚の変化があれば診察を受けます。
必要に応じて画像・組織で区別
良性の変化と診断する前に、他のしこりとの区別が必要です。
痛みへの対処は症状に応じて
合った下着や鎮痛薬を相談し、治療を全員に行うわけではありません。