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乳腺葉状腫瘍

最終改定日:

概要

乳腺葉状腫瘍は乳房にできるまれなしこりで、良性・境界型・悪性に分かれます。短期間で大きくなることがありますが、触った感じだけで線維腺腫や乳がんと区別はできません。新しいしこりや急に大きくなるしこりは、痛みがなくても乳腺科・乳腺外科で早めに評価を受けてください。

原因

乳腺の間質を含む組織から生じ、発生の詳しい原因は分かっていません。診察と超音波・マンモグラフィなどで大きさと形を調べ、必要に応じて針生検で組織を確認します。画像や針生検だけでは線維腺腫との区別や良悪性の確定が難しいことがあり、摘出後の病理検査で最終診断する場合もあります。

治療法

治療の中心は腫瘍を周囲の組織とともに取り切る手術です。腫瘍の大きさと乳房の状態に応じて部分切除か全摘を検討しますが、全員に全摘が必要なわけではありません。通常の乳がんと異なり腋窩リンパ節郭清やホルモン療法を一律に行いません。良性でも同じ場所に再発することがあるため、術後は病理結果に応じた経過観察を受けます。悪性の場合は専門チームが追加治療を個別に検討します。

急に大きくなるしこりは早めに診察

線維腺腫と見分けにくく、無痛でも評価が必要です。

組織検査でも確定しない場合がある

画像・針生検と増大の経過を合わせ、必要なら摘出後に最終診断します。

部分切除か全摘かは大きさなどで決める

再発を抑えるため取り切ることを重視し、乳房温存の可否を相談します。

良性でも術後の再発確認が必要

良性・境界型・悪性の病理結果に応じた診察計画を確認します。

参考資料

  1. 乳がんについて国立がん研究センター がん情報サービス
  2. 乳腺悪性葉状腫瘍国立がん研究センター 希少がんセンター
  3. Phyllodes tumoursBreast Cancer Now
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