概要
食道モリニア症は、現在は食道カンジダ症、カンジダ性食道炎と呼ばれることが多い病気です。カンジダという真菌が食道で増え、飲み込むときの痛み、食べ物のつかえ感、胸の奥の痛みなどが出ます。症状が目立たず、内視鏡で見つかる場合もあります。水分も飲みにくい、痛みが強い、症状が続く場合は消化器内科に相談してください。
原因
カンジダは体に存在しうる真菌ですが、免疫の働きが低下した場合や、抗菌薬、ステロイド、免疫抑制薬の使用、糖尿病などで食道に増えやすくなります。単に食生活の乱れだけで発症を説明することはできません。飲み込みにくさの原因はほかにもあるため、治療薬や持病を医師に伝え、必要に応じて内視鏡などで確認します。
治療法
食道カンジダ症と診断された場合は、食道まで届く全身性の抗真菌薬で治療します。フルコナゾールなどを使いますが、飲めない場合や薬が効きにくい場合は別の治療を検討します。治療への反応が乏しい場合は内視鏡などで別の原因や耐性を確かめます。原因となりうる薬や基礎疾患も医師と見直します。歯ブラシの交換や食事の変更だけで治す病気ではありません。
嚥下痛と使用薬を伝える
飲み込むときの痛みや、抗菌薬・ステロイド・免疫抑制薬の使用歴を伝えます。
抗真菌薬の治療を受ける
食道病変では全身性の抗真菌薬が必要で、食事の変更だけでは治療できません。