外傷後の赤い目・白い濁りは早めに眼科へ
植物や土で目を傷つけた後の赤み・痛み、治療しても改善しない角膜炎では真菌も考えます。視力低下や白い濁りの拡大は当日相談してください。
概要
角膜真菌症は、カビの一種である真菌が黒目の透明な角膜に感染した状態です。異物感、痛み、充血、涙、目やに、まぶしさ、見えにくさが生じ、角膜が白く濁ることがあります。見た目や症状だけで細菌性の角膜炎と区別できるとは限りません。植物や土の付いた物で目を傷つけた後に赤みや痛みが出た、または角膜炎の治療中に改善しない場合は、早めに眼科に連絡してください。視力が急に落ちる、白い濁りが広がる場合は当日中に評価が必要です。
原因
植物の枝・葉や土の付いた異物による角膜の傷がきっかけになることがあります。もともと眼の病気がある場合や感染への抵抗力が落ちている場合にも起こりえます。ただし、外傷歴がないからといって除外はできません。眼科では角膜を拡大して病変を観察し、必要に応じて角膜の表面から検体を採って顕微鏡検査や培養を行います。
治療法
原因と重症度に合わせ、抗真菌薬の点眼を中心に、必要なら内服や点滴を検討します。治療が長期間に及ぶことがあり、眼科で病変と視力の変化を繰り返し確認します。入院や処置・手術が必要かは病変の深さ、広がり、治療反応などによって異なり、全員に必要ではありません。抗菌薬だけで良くならない場合に自己判断で点眼を追加・中止せず、特に手元のステロイド点眼を使わないで眼科に相談してください。
検体は角膜病変から採る
眼科では細隙灯顕微鏡で角膜を観察し、必要な場合は角膜表面の検体を顕微鏡や培養で調べます。
抗真菌薬と継続的な経過確認
抗真菌薬の点眼などを使い、病変の広がりと視力を確認します。全員が入院・手術になるわけではありません。
自己判断の点眼変更を避ける
抗菌薬だけで改善しないときは再評価が必要です。残薬のステロイド点眼を自己判断で使わず、眼科に相談してください。