急な片耳の難聴は耳垢と決めつけない
突発性難聴など別の原因があり得ます。早めに耳鼻咽喉科へ相談します。
概要
耳垢栓塞は、耳垢が外耳道にたまり、聞こえにくさ、耳の詰まる感じ、耳鳴りなどを起こす状態です。無症状のこともあり、入浴や水泳の後に耳垢が水分を含んで症状が急に出ることもあります。ただし急な難聴、とくに片耳だけの難聴を耳垢と決めつけないでください。突発性難聴など治療を急ぐ別の病気もあるため、早めに耳鼻咽喉科を受診します。
原因
耳垢は皮膚を守る役割があり、通常は自然に耳の外へ移動します。綿棒や耳かきを奥へ入れると、耳垢を押し込み、外耳道や鼓膜を傷つけることがあります。加齢や外耳道の形、補聴器の使用などで耳垢がたまりやすい場合もあります。耳鼻咽喉科では耳の中を見て、耳垢による閉塞か、ほかの難聴の原因がないか確認します。
治療法
症状がなければ、少量の耳垢を無理に取る必要はありません。詰まって聞こえに影響する、痛みがある、鼓膜を診察できない場合などは耳鼻咽喉科で除去を相談します。固い耳垢は医療者の判断で軟らかくする点耳薬を使った後、器具や吸引で取り除くことがあります。鼓膜に穴がある、耳の手術歴がある、耳だれや強い痛みがある場合は、自己判断で点耳や水を流し込む処置をしないでください。予防のために耳の奥を定期的に掃除する必要はなく、気になるときは見える入口を軽く拭く程度にします。
綿棒・耳かきを奥へ入れない
耳垢を押し込んだり、外耳道・鼓膜を傷つけたりします。
症状がある詰まりは医療者と除去方法を選ぶ
点耳で軟らかくする方法や器具・吸引があり、耳の状態で使い分けます。
鼓膜の穴・手術歴・耳だれは先に申告
点耳や洗浄が適さないことがあるため、自己処置を避けます。