突然の片耳の聞こえにくさは当日中を目安に相談
耳閉感だけでも感音難聴の可能性があります。耳鼻咽喉科で早く確認します。
概要
突発性難聴は、突然、主に片耳の聞こえが悪くなる原因不明の感音難聴です。朝起きて気づくこともあり、耳が詰まる感じ、耳鳴り、めまいを伴う場合があります。耳垢や疲れと自己判断して様子を見ず、聞こえ方が急に変わったらできるだけ早く、当日中を目安に耳鼻咽喉科へ相談してください。顔のまひ、ろれつが回らない、手足の脱力などがあれば脳の病気の可能性もあるため救急へ連絡します。
原因
詳しい原因は分かっていません。内耳の循環障害やウイルス感染などが候補として考えられていますが、個々の患者で原因を確定できるとは限りません。耳鼻咽喉科では耳の中を見て耳垢や中耳炎による難聴を除き、聴力検査で感音難聴を確認します。繰り返す難聴、片側だけの症状が続く場合などは、メニエール病や聴神経腫瘍などを区別するため追加検査を行います。
治療法
発症から早い時期の診断と治療が重要です。副腎皮質ステロイドを内服・点滴、または鼓膜の内側へ注入する方法などを、聴力、持病、副作用の危険に合わせて検討します。高気圧酸素療法は一部の状況でステロイドと併用を検討しますが、誰にでも必要な治療ではありません。血管拡張薬や抗ウイルス薬を標準的に使えば治るとはいえません。治療後も聴力を再検査し、十分に戻らない場合は補聴など生活を助ける方法も相談します。
顔のまひ・言葉の異常・脱力は救急へ
聴力変化と同時の神経症状は脳の病気を疑います。
耳の診察と聴力検査で他の原因を区別
耳垢や中耳炎、メニエール病などと見分けます。
早期のステロイド治療を個別に検討
内服・点滴や鼓室内投与などを状態に合わせて選び、治療後も聴力を確認します。