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胃がん

最終改定日:

症状があるときは検診を待たない

胃の不快感が続く、食欲が落ちる、体重が減る、黒い便が出る場合は、検診の時期を待たずに受診してください。これらは胃がんだけの症状ではなく、胃潰瘍などでも起こります。市販の胃薬で軽くなったことだけで、がんの有無は判断できません。

概要

胃の内側の粘膜から発生するがんです。早期には自覚症状がほとんどなく、進行しても症状が出ない場合があります。胃の痛みや不快感、食欲不振、黒い便、貧血、体重減少などがみられますが、他の病気でも起こります。症状があるときは検診を待たずに受診してください。

原因

主な危険因子はヘリコバクター・ピロリ菌の感染と喫煙です。食塩や高塩分食品の摂取も危険性を高めると報告されています。ピロリ菌の検査や除菌については、医療機関に相談してください。

治療法

病期、がんの性質、体の状態を踏まえて選びます。条件を満たす早期がんには内視鏡切除を行い、内視鏡で取りきれない場合は手術を検討します。手術後に薬物療法を追加することもあります。切除が難しい進行・再発がんでは薬物療法が中心となり、HER2、PD-L1、CLDN18、MSIなどの検査結果に応じて使用する薬を選びます。治療中は症状や副作用を和らげる支援も受けられます。

胃カメラとCTでは、調べる目的が違う

内視鏡で胃の中を見て、疑わしい部分の組織を採り、病理検査でがんかどうかを確認します。がんが確認されたら、CTなどで周囲や離れた臓器への広がりを調べます。診断を確定する検査と治療方針を決める検査を分けて考え、「何を確認する検査か」を医師に聞いてください。

治療前に確認したいこと

「内視鏡で取りきれる条件か」「手術後に追加治療が必要か」「進行・再発がんでは薬を選ぶ検査を行うか」を確認します。HER2、PD-L1、CLDN18、MSIなどの検査は、薬の選択に関わります。治療の目的、期待できる効果と副作用、生活への影響を聞き、痛みや不安を和らげる支援も診断時から相談できます。

胃の手術後は食事と体重も相談する

胃を切除した後は、一度に食べられる量が減ったり、腹痛・下痢、体重減少や貧血が起こったりします。少ない量を分け、よくかんでゆっくり食べる方法を基本に、自分に合う食事を医療者や栄養士と相談します。治療後の検査は治療法と病期で異なるため、再診予定と生活上の困りごとを確認してください。

参考資料

  1. 胃がん 全ページ(2026年1月更新、薬物療法は2025年12月時点)国立がん研究センター がん情報サービス
  2. 胃がん 検査(2026年1月13日更新)国立がん研究センター がん情報サービス
  3. 胃がん 治療(2026年1月13日更新、薬物療法は2025年12月時点)国立がん研究センター がん情報サービス
  4. 胃がん 療養(2026年1月13日更新)国立がん研究センター がん情報サービス
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