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自己免疫性肝炎

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概要

自分の肝細胞に対する免疫反応が関わる肝炎です。中年以降の女性に多いものの、男性にも起こります。だるさ、黄疸、関節痛などが現れ、急性肝炎のように発症したり、肝硬変へ進行したりすることもあります。

原因

原因は十分に解明されていません。遺伝的な素因などが関わると考えられています。ウイルス性肝炎や薬物による肝障害などを除外し、自己抗体・IgGの検査や、可能であれば肝生検の結果を合わせて診断します。薬への反応だけで決めるものではありません。

治療法

プレドニゾロンなどのステロイド薬を中心に、状態に応じてアザチオプリンなどの免疫抑制薬を用います。血液検査で効果と副作用を確認しながら調整します。改善後も再燃することがあるため自己判断で中止しないでください。急性肝不全では肝移植を含む治療が必要になることがあります。

抗体が陽性というだけでは、診断は決まらない

ウイルス、薬、飲酒などの影響を検討し、自己抗体、IgG、肝臓の組織などを合わせて判断します。急性発症では典型的な抗体・IgGの所見が出ないこともあります。検査結果の意味と、肝生検を行うか、重症度はどうかを医師に確認してください。

肝機能と、薬の副作用を一緒に確認

ステロイドなどで炎症を抑え、採血で効果をみながら薬を調整します。アザチオプリンなどでは事前検査と血球・感染症への注意も必要です。治療の目的、採血間隔、気になる症状が出たときの連絡先を確認し、自己判断で薬を減らさないでください。

改善後も、再燃の確認を続ける

検査が正常になっても、治療を中止すると再燃する場合があります。中止を検討する条件は医師と確認し、実際に中止できた場合も定期検査を続けます。黄疸や強いだるさ、意識の変化があれば予定の受診日を待たずに連絡してください。

参考資料

  1. 自己免疫性肝炎:診断・治療指針難病情報センター(難病医学研究財団)
  2. 急性肝炎(2026年6月10日改訂)国立健康危機管理研究機構 肝炎情報センター
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