受診の目安
息苦しい、水分がとれない、いったん良くなった後に熱や咳が悪化した場合は、風邪と決めつけず早めに医療機関へ相談してください。高齢者や持病のある人など、インフルエンザやCOVID-19で重症化するリスクがある場合は、軽い症状でも早めの相談が大切です。
概要
一般に風邪(普通感冒)は、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などがみられる急性の呼吸器感染症です。多くは自然に改善します。似た症状でもインフルエンザや肺炎などの場合があり、症状だけで原因を決めつけることはできません。
原因
普通感冒の原因は主にウイルスです。ライノウイルスなど、さまざまなウイルスが原因になります。ウイルスと細菌は異なり、抗菌薬が有効かどうかも違います。
治療法
休養、水分補給などを行い、必要に応じて症状を和らげる薬を使います。普通感冒に抗菌薬(抗生物質)は通常必要ありません。細菌による別の感染症が疑われる場合は、診察のうえで治療を選びます。
息苦しさ、症状の悪化、いったん改善した後の再悪化などがあるときは、風邪と自己判断せず受診してください。余った抗菌薬を自己判断で飲むことは避けましょう。
検査と抗菌薬が必要になるのは?
鼻・のど・咳の症状と経過を確認し、インフルエンザやCOVID-19、細菌による別の感染症の可能性を評価します。検査はその疑いに応じて選びます。通常の風邪に抗菌薬を使っても治りが早くなるとはいえず、副作用が増えるため、厚生労働省の手引きは投与しないことを勧めています。
家での過ごし方と再受診
休養と水分補給を心がけます。市販薬は症状を一時的に和らげる薬で、風邪そのものを治す薬ではありません。他の薬を使っている場合は医師・薬剤師に伝え、用法を守ってください。咳だけが残ることもありますが、悪化や持病の増悪、改善しない経過があれば再受診します。