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核黄疸

最終改定日:

概要

核黄疸は、重い新生児黄疸でビリルビンが脳に影響を及ぼす状態を指す従来の呼び名で、現在はビリルビン脳症とも呼ばれます。新生児の黄疸の多くは生理的ですが、強くなる・急に現れる黄疸は評価が必要です。黄疸のある赤ちゃんが飲めない、起こしても反応が弱い、高い声で泣く、体が硬い・反り返る、けいれんする場合は緊急に医療機関を受診してください。脳への影響が残ると難聴や運動障害などにつながる可能性があります。

原因

ビリルビンは赤血球が壊れる際に作られます。溶血、頭部の血腫、未熟性、哺乳不足などで値が上がったり、体外へ出にくくなったりすると重症黄疸の原因になります。ただし黄疸が見えるだけで核黄疸と診断されるわけではありません。医療者は血中ビリルビンを測定し、生後何時間か、在胎週数、溶血などの危険因子を合わせて評価します。皮膚の色だけや一つの固定した数値だけでは治療の要否を決められません。

治療法

脳症が起こる前に重症黄疸を見つけて対処することが大切です。医療者は原因と危険度に応じて授乳・水分状態を確認し、必要なら光線療法を行います。ビリルビンが非常に高い、または神経症状が出ている場合は、集中治療や交換輸血が検討されます。『第1期のうちならよい』と段階で待つものではありません。退院後も決められた黄疸の再評価を受け、気になる症状はすぐ相談してください。

飲めない・反応が弱い・反り返る場合は緊急

黄疸のある赤ちゃんに哺乳不良や反応低下、異常な泣き方や体の反り返りがあれば、すぐに医療機関を受診します。

退院後の黄疸確認を守る

見た目だけで大丈夫と判断せず、指定された時期にビリルビン値と哺乳状態を確認してもらいます。

参考資料

  1. 新生児高ビリルビン血症MSDマニュアル プロフェッショナル版
  2. 新生児科 診療内容:黄疸東京都立小児総合医療センター
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