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IgA血管炎

最終改定日:

腹部や尿の変化も伝える

紫斑に加えて強い腹痛、血便、血尿がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。皮膚以外に腸や腎臓が障害されることがあります。成人にも起こり、年齢や臓器障害によって経過は異なります。

概要

細い血管に炎症が起こり、皮膚の紫斑、関節痛、腹痛などを生じる病気です。旧称にはアナフィラクトイド紫斑病やヘノッホ・シェーンライン紫斑病があります。子どもに多いものの、成人にも発症し、血尿・蛋白尿を伴う腎障害が重くなる場合があります。

原因

免疫グロブリンIgAの血管壁への沈着が特徴です。上気道感染などの感染症や薬などがきっかけになることがあります。単にアレルギーの有無だけで原因を判断することはできません。

治療法

症状と障害臓器に応じて治療します。軽症では安静などで経過をみる場合があり、強い腹部症状や腎障害にはステロイドなどを検討します。皮膚症状だけで判断せず、尿検査や腎機能の確認も受けてください。強い腹痛や血尿などが出たときは速やかに受診し、その後の検査の頻度を担当医と相談します。

尿検査や生検で何を調べるか

血液・尿・便の検査などで臓器への影響を調べます。成人では皮膚生検でIgAの沈着を確認することがあり、腎障害が疑われる場合は必要に応じて腎生検も検討します。検査は全員に同じ順番で行うものではなく、症状に応じて選びます。

紫斑が引いても確認を続ける

皮膚症状が落ち着いた後も、腎臓の状態を確認するため尿や血圧などの検査を続けることがあります。通院間隔と終了の目安は、年齢や検査結果に応じて担当医と決めてください。症状が軽い場合の経過観察と、腹部症状・腎障害に対する治療を区別することが大切です。

参考資料

  1. IgA血管炎とは(皮膚科Q&A Q6)日本皮膚科学会
  2. IgA血管炎の原因(皮膚科Q&A Q7)日本皮膚科学会
  3. IgA血管炎の検査(皮膚科Q&A Q9)日本皮膚科学会
  4. IgA血管炎の治療(皮膚科Q&A Q10)日本皮膚科学会
  5. Henoch-Schönlein purpura (HSP):症状と腎臓の経過観察NHS
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