妊娠中や強い貧血症状は早めに相談
妊娠中の接触・症状、血液の病気がある人の強いだるさや息切れは医療機関へ連絡してください。
概要
伝染性紅斑(りんご病)はヒトパルボウイルスB19による感染症です。軽いかぜ症状の後、両頬が赤くなり、腕や脚などに網目状の発疹が現れることがあります。発疹は消えた後に再び目立つこともあります。子どもは軽く済むことが多い一方、大人では関節痛が主な症状になることもあります。発疹の見た目だけで必ず診断できるわけではありません。妊娠中、血液の病気や免疫を抑える治療中の人は、りんご病が疑われる人との接触や症状があれば医療者に相談してください。
原因
せきや鼻水などを介した飛沫・接触でうつります。発疹が出る7~10日ほど前のかぜ症状の時期にウイルスの排出が多く、典型的な発疹が出る頃には感染力がほぼなくなります。ただし、症状のない感染もあり、発疹を見てから周囲への感染を完全に防ぐことは難しい病気です。妊婦が初めて感染した場合、胎児に感染して貧血や胎児水腫、流産などにつながることがありますが、接触や母体の感染が必ず胎児の異常を意味するわけではありません。
治療法
多くは自然に回復し、原因ウイルスを直接治す薬や予防ワクチンはありません。発熱や関節痛などは症状に応じて対処します。妊娠中に感染の疑い・接触がある場合は、産科に連絡し、免疫や最近の感染を調べる血液検査、必要に応じた胎児の超音波観察を相談してください。貧血を起こしやすい病気があり強いだるさ・息切れ・顔色の悪さが出た場合や、免疫機能が低下している場合も早めに受診してください。かぜ症状がある時は手洗いとせきエチケットを心がけます。
発疹前の症状と接触歴を伝える
頬や手足の発疹、前にあったかぜ症状、妊娠や血液の病気の有無を医療者に伝えます。
妊婦は産科で経過観察を相談
接触だけで胎児への影響は決まりません。必要な血液検査や超音波での確認を産科と相談します。