粘膜・水疱・剥離・高熱は急いで相談
目や口の症状、広がる皮むけは重症薬疹の可能性もあります。
概要
多形滲出性紅斑は多形紅斑とも呼ばれ、手足などに赤い斑点や、中心と周囲で色の違う標的のような発疹ができる皮膚の反応です。かゆみや痛みを伴うことがあり、年齢や性別を問わず起こります。口の中、唇、目、陰部などの粘膜に症状が出る場合もあります。発疹の見た目だけで重症薬疹と区別できないことがあり、広がり方や全身症状が重要です。
原因
単純ヘルペスなどの感染をきっかけに起こることが多く、薬剤などが関わる場合もあります。原因を特定できないこともあります。発疹が出る前の発熱、感染症、新しく始めた薬や市販薬、ワクチン接種の時期を診察で確認します。食物を一律の主因と決めつけません。処方薬が疑わしくても、自己判断で全て中止せず、すぐに処方医または医療機関に相談してください。
治療法
皮膚だけの軽症例は数週間で落ち着くことがあります。かゆみや炎症には診断に応じて保湿剤やステロイド外用薬などを使い、原因となる感染症があれば治療します。再発を繰り返す場合は専門医と原因や予防を相談します。口や目が痛い、飲み込めない、水疱や皮むけが広がる、高熱や強いだるさを伴う場合は、その日のうちに医療機関へ連絡してください。目の症状や広範囲の剥離、意識の変化があれば救急受診が必要です。
感染歴・薬歴と粘膜症状を確認
標的状の発疹でも重症薬疹などとの区別が必要です。
原因と重症度で治療を選ぶ
軽症の対症療法と感染症治療、重症例の緊急診療を分けます。