概要
紅皮症は体の広い範囲が赤くなり、皮がむける状態です。強いかゆみ、寒気・発熱、むくみ、だるさ、脈が速いなどを伴うことがあります。皮膚から水分や熱が失われ、脱水や体温調節の障害、感染などにつながるため、急に広がる赤み、発熱、飲めないほどの体調不良があれば速やかに医療機関を受診してください。
原因
紅皮症はひとつの原因で起こる病気ではありません。湿疹やアトピー性皮膚炎、乾癬が広がる場合のほか、新しく使い始めた薬への反応、まれにリンパ腫などが背景にあります。医師は以前からの皮膚病、薬の開始時期、全身症状を確認し、血液検査や必要に応じて皮膚生検などで原因を調べます。
治療法
全身状態を評価し、重い場合は入院して水分・電解質、体温、感染の管理を行います。保湿や皮膚の保護を行いながら、原因が分かればその疾患に合う治療を選びます。外用ステロイドが役立つ場合もありますが、原因にかかわらず同じ薬を塗るだけでは対処できません。薬剤が関係しそうな場合も自己判断で処方薬を中止せず、服薬情報を持って速やかに医師に相談してください。
全身に広がる赤みは早く受診
広い範囲の赤みと皮むけに発熱や強いだるさが重なる場合は早急に評価を受けます。
開始した薬を伝える
最近始めた薬や変更した薬を、処方薬・市販薬を含めて医師に伝えます。