概要
丹毒は皮膚の浅い層に起こる細菌感染症で、赤く熱をもった、境界が比較的はっきりした腫れと痛みが急に現れます。発熱や悪寒を伴うこともあります。顔や脚などに起こり、見た目だけでは蜂窩織炎や感染症以外の赤みと区別しにくい場合があります。急に広がる、強い痛みや高熱がある、眼や鼻の周囲に出た場合は速やかに医療機関を受診してください。
原因
主にレンサ球菌などの細菌が皮膚の小さな傷や荒れた部分から入り込んで起こります。湿疹、むくみ、足の白癬などが再発の背景になることがあります。糖尿病や血流・リンパの問題なども含め、繰り返す場合には入り口や背景の病気を医師と確認します。
治療法
抗菌薬で治療します。飲めて全身状態が安定している場合は内服を選び、重症の場合や飲めない場合には点滴や入院を検討します。赤みが急速に広がる、治療開始後も悪化する、2~3日たっても改善が始まらない場合は再評価が必要です。足の白癬やむくみなど背景の要因も治療します。再発予防のための長期抗菌薬は全員に使うものではなく、繰り返す一部の人で専門医が利益と害を考えて判断します。
急速な悪化や顔面の腫れは早急に評価
眼・鼻の近くの感染、重い全身症状、急速な広がりは入院を含む評価が必要です。
再発時は背景も確認
足の白癬、むくみ、湿疹などの対策を主治医と検討します。