疑う時は当日、眼周囲は眼科も
湿疹の上に痛い水疱が急に広がる場合は当日受診し、眼周囲なら眼科評価も受けてください。
概要
カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)は、アトピー性皮膚炎などで傷んだ皮膚に単純ヘルペスウイルスが広がって起こることが多い感染症です。似た形の小さな水ぶくれや丸いびらんが急速に増え、痛み、発熱、ぐったりする感じを伴うことがあります。とびひなど別の感染症と見分けが必要です。湿疹の上に痛い水疱が広がる場合は、様子を見続けず、その日のうちに皮膚科または小児科で診察を受けてください。
原因
主に単純ヘルペスウイルス1型の感染または再活性化が、皮膚のバリアが弱くなった部位で広がります。アトピー性皮膚炎がある子どもに多いものの、年齢だけで否定はできません。診察では発疹の広がり方、痛み、発熱、眼の周囲の病変を確認し、必要に応じてウイルス検査や細菌感染の評価を行います。目の周囲に広がると角膜などに影響するおそれがあります。
治療法
疑われる場合は抗ウイルス薬を速やかに開始し、重症度に応じて内服または入院での点滴を検討します。痛みやかゆみだけを抑えて経過を見る病気ではありません。細菌感染を伴えば抗菌薬が必要なこともあります。まぶたや目の周囲に発疹がある、目が痛い・赤い・見えにくい場合は同じ日に眼科の評価も必要です。普段の湿疹治療をどう続けるかは自己判断せず、担当医に確認してください。
痛い水疱の広がりを伝える
湿疹上の水疱・びらんがいつからどれほど急に広がったか、発熱や目の症状も伝えます。
早期の抗ウイルス薬を医師と相談
全身性の抗ウイルス薬、重症時の入院、細菌感染の評価を医療機関で検討します。