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結核性髄膜炎

最終改定日:

頭痛や意識の変化は急いで受診

発熱や頭痛が数日から数週間かけて進むこともありますが、ゆっくりだから安全とは言えません。強い頭痛、意識の異常、けいれんなどがある場合は直ちに救急受診してください。結核の既往や接触、免疫を抑える薬の使用も伝えます。

概要

結核菌が脳や脊髄を包む膜に炎症を起こす病気です。発熱、頭痛、意識の変化などが現れ、徐々に進むこともあります。治療が遅れると命に関わり、治療後にも神経の障害が残る場合があります。強い頭痛や意識の異常があるときは、直ちに救急受診してください。

原因

結核菌が血液などを介して髄膜に到達して発症します。肺以外に起こる結核の一つで、全身に菌が広がる粟粒結核を伴う場合もあります。結核の既往や接触歴、免疫を抑える薬の使用を医師に伝えてください。

治療法

速やかに複数の抗結核薬による治療を開始し、長期間継続します。中枢神経系の結核では、炎症を抑えるステロイド薬の併用が推奨されます。薬剤耐性や合併症、神経症状に応じた専門的な管理が必要です。回復後も後遺症の評価と支援を続けます。

髄液の検査と画像を合わせる

髄液を採取し、細胞や蛋白・糖、結核菌の塗抹・培養・遺伝子などを調べます。菌が検出されなくても、病歴、診察、検体検査、画像などを合わせて判断することがあります。一つの結果だけで受診や治療を遅らせないことが大切です。

長期治療と回復後の支援

複数の抗結核薬を長期間続け、炎症に対してステロイドを併用することも推奨されます。薬剤耐性や合併症によって管理は異なります。症状が改善しても服薬・通院を自己判断で終えず、視力や神経機能などの変化と、生活で必要な支援を担当医に相談してください。

参考資料

  1. 結核性髄膜炎:感染症クイック・リファレンス(2025年4月更新)日本感染症学会
  2. About Bacterial Meningitis米国疾病予防管理センター(CDC)
  3. 結核の基礎知識:肺外結核結核予防会 結核研究所
  4. WHO consolidated guidelines on tuberculosis, Module 4(2025):Recommendation 4.1世界保健機関(WHO)/NCBI Bookshelf収載
  5. 結核医療の基準:副腎皮質ホルモン剤の併用厚生労働省
  6. 微熱とたんが続いています:肺結核の検査と治療日本呼吸器学会
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