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味覚障害

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概要

味覚障害は、甘味・塩味などを感じにくい、以前と味が違う、何も食べていないのに味がする状態です。一方、「食べ物がおいしくない」「風味が分からない」原因が、実際には嗅覚の低下であることもあります。鼻づまりや感染後に始まった場合は、においも感じられるかを確認してください。味が分かりにくいからといって塩や砂糖を増やし過ぎないことも大切です。

原因

原因には薬、口腔内の病気や乾燥、風邪などの感染後、亜鉛不足、貧血やほかの全身疾患、頭部外傷などがあります。医師は味とにおいのどちらが変化したか、発症時期、服薬、口や鼻の状態を確認し、必要に応じて味覚検査や亜鉛・貧血の血液検査を行います。血清亜鉛だけで全例の原因が決まるわけではありません。

治療法

治療は原因に合わせます。亜鉛不足が考えられる場合は医師が食事指導や亜鉛製剤を検討し、口腔・鼻の病気や貧血などがあればその治療をします。薬が原因と思っても処方薬を自己判断で中止せず、処方医に変更・減量の可否を相談してください。亜鉛剤をすべての味覚障害に一律に使うわけではありません。食事を楽しめない、体重が減る、症状が続く場合は耳鼻咽喉科に相談します。

味とにおいを分けて伝える

甘味・塩味など自体が分からないのか、香りや風味が分かりにくいのかを確認します。鼻づまりや感染後の経過も伝えると、味覚と嗅覚の原因を見分ける助けになります。

処方薬を自己判断で止めない

新しい薬の開始後に味が変わった場合は、薬の名前と開始日を処方医に伝えます。薬の変更や減量は医師と相談し、自己判断で中止しないでください。

持続する場合は口・鼻と血液検査を相談

症状が続く、食事量が減る場合は耳鼻咽喉科に相談します。口と鼻の診察、服薬確認、必要に応じた味覚検査や亜鉛・貧血の血液検査で原因を調べます。

塩・砂糖を増やしすぎず食事を工夫

味が分かりにくいときは、塩や砂糖をむやみに増やす前に、食感や香りなどを工夫します。亜鉛製剤が必要かは原因を評価して医師と決めます。

参考資料

  1. Taste Disorders米国国立聴覚・コミュニケーション障害研究所(NIDCD)
  2. 耳鼻咽喉科・頭頸部外科が扱う代表的な病気「味覚異常」(2022年12月更新)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
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