概要
オウム病は、鳥が持つオウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)が人に感染して起こる病気です。オウムだけでなくインコ、ハト、家禽などの鳥との接触でも起こります。発熱、頭痛、筋肉痛、乾いた咳などが出て、肺炎になることがあります。多くは治療で回復しますが重症化もあるため、鳥との接触後に発熱や呼吸症状が出たら医療機関に相談し、鳥の飼育・接触歴を伝えてください。
原因
感染した鳥の乾いたふんや呼吸器分泌物などが細かい粒子となり、それを吸い込むことで感染します。症状は一般的な肺炎に似ており、鳥との接触歴が診断の手掛かりになります。医師は画像検査や必要に応じた病原体検査を検討しますが、検査がすぐに利用できない場合もあります。
治療法
疑われる場合は医師が抗菌薬を選び、肺炎の重症度に応じて治療します。重症例では入院が必要です。鳥かごを掃除するときは、乾いたふんを舞い上がらせないよう湿らせ、衛生管理を行います。飼育鳥の具合が悪い場合は獣医師に相談してください。人に処方された薬を鳥に与えたり、鳥に接した全員が予防的に薬を飲んだりすることは自己判断では行いません。
受診時に鳥との接触を伝える
インコ・ハト・家禽を含む鳥の飼育、掃除、接触歴が診断の重要な手掛かりになります。
呼吸が苦しい場合は早急に受診
肺炎が重くなることもあります。息苦しさや状態の悪化は早く診察を受けます。
検査だけに頼らず医師が判断
症状と接触歴、画像、利用可能な病原体検査を合わせて評価します。
乾いたふんを舞い上がらせない
掃除前に湿らせ、鳥の体調不良は獣医師に相談します。