概要
大腸ポリープは大腸や直腸の粘膜から盛り上がる病変の総称です。多くは無症状で、便潜血検査の精密検査や大腸内視鏡で見つかります。種類は腺腫、鋸歯状病変、炎症性ポリープなどさまざまで、すべてががんになるわけではありません。一方、がんにつながる病変もあるため、血便や便通の変化が続く場合、便潜血陽性と言われた場合は、症状がなくても精密検査を受けてください。
原因
発生原因を一つに決めることはできず、年齢、家族歴、生活習慣などが関係します。便秘や下痢の刺激だけで発生すると断定できません。内視鏡では病変の大きさ、形、数、場所を確認し、切除した組織の病理検査で種類やがんの有無を判断します。便潜血検査はポリープの種類や位置を確定する検査ではありません。
治療法
切除の必要性と方法は、病変の大きさだけでなく形や内視鏡所見、がんが疑われるかによって決めます。内視鏡でポリープ切除、粘膜切除などを行うことが多く、深く入り込んだがんなどでは手術を検討します。切除後は病理結果を確認し、次回内視鏡の時期を個数・大きさ・組織型、検査の質や家族歴などに応じて相談します。全員が同じ間隔で検査を受けるわけではありません。
便潜血陽性なら精密検査を受ける
もう一度便潜血検査を受けることは精密検査の代わりになりません。
大きさだけで切除を決めない
形や内視鏡所見も見て、切除後に病理検査で種類を確認します。
内視鏡で切除できる病変が多い
切除の方法はポリープの特徴に合わせて選択します。
次の検査時期は病理結果などで決める
個数、大きさ、組織型などを踏まえて医師と相談します。