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慢性骨髄性白血病

最終改定日:

概要

血液をつくる造血幹細胞に異常が生じ、白血球などが増える血液のがんです。初期には自覚症状が乏しく、健診の血液検査で見つかることもあります。血液・骨髄の検査に加え、染色体や遺伝子の検査で診断します。

原因

多くの場合、9番と22番の染色体の一部が入れ替わり、BCR::ABL1という融合遺伝子ができます。この遺伝子に由来するたんぱく質の働きが、血液細胞の異常な増殖を促します。

治療法

BCR::ABL1の働きを抑えるチロシンキナーゼ阻害薬などの分子標的薬が治療の中心です。効果や副作用を確認しながら薬を選びます。進行した場合などには、ほかの抗がん薬や造血幹細胞移植も検討します。治療の変更や中止は、血液内科の担当医と相談して決めます。

白血球数だけでは診断できません

白血球が増えていても、感染など別の理由のことがあります。慢性骨髄性白血病では、血液・骨髄検査と染色体・遺伝子検査を組み合わせます。BCR::ABL1の検査結果と、病気の状態について説明を受けてください。

症状の改善後も検査を続ける理由

薬が効いているかは、体調だけでなく血液や遺伝子の検査などで確認します。『今回は何を評価したか』『次の検査はいつか』を聞いておくと、長期の治療を見通しやすくなります。検査間隔や薬の変更は治療の反応に合わせて決めます。

飲み続けるのが難しいときは相談を

副作用や生活上の事情で服薬が難しい場合は、担当医に伝えてください。自己判断で休薬したり、症状がなくなっただけで中止したりすると、治療に影響するおそれがあります。治療中止が可能かどうかも、専門医が検査結果を踏まえて判断する事項です。

参考資料

  1. 慢性骨髄性白血病国立がん研究センター がん情報サービス
  2. 慢性骨髄性白血病成人白血病治療共同研究機構(JALSG)
  3. 慢性骨髄性白血病慶應義塾大学病院 KOMPAS
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