概要
裂頭条虫症は、生または加熱が不十分な魚にいる裂頭条虫の幼虫を食べて感染する条虫症です。サケ・マス類などが感染源になる種類があります。無症状の人も多く、腹部の不快感、下痢、吐き気などが出ることがあります。便に白く平たいひものような虫の一部が見つかって気付くこともあります。虫らしいものを見つけたら写真を撮り、食べた魚や時期を控えて医療機関に相談してください。
原因
魚類を介して感染する裂頭条虫には複数の種類があり、種類ごとに生息する魚や地域が異なります。魚を生または十分に加熱せず食べることで感染します。便に出た虫体の一部や虫卵を調べて診断しますが、見た目だけで条虫の種類を決めることはできません。適切な加熱または寄生虫対策として管理された冷凍が予防につながります。
治療法
医師が便中の虫卵や虫体を確認し、種類や患者の状態に応じてプラジカンテルなどの駆虫薬を選びます。貧血や体重減少がある場合はほかの原因も含めて評価を受けてください。条虫症には魚由来の種類と肉由来の種類があるため、便に虫が見えたことだけで自己判断して薬を飲まないでください。
虫体らしいものを見たら相談
食べた魚と時期を記録し、検体の扱いを医療機関に確認します。
便の虫卵・虫体を調べる
形だけで種類を決めず、必要なら便を複数回調べます。
薬で駆虫できる
薬の選択は診断結果や妊娠・年齢などを踏まえて行います。
生魚の扱いに注意
十分な加熱か寄生虫対策として管理された冷凍で感染リスクを下げます。