概要
ジアルジア症は原虫ジアルジアに感染して起こる腸の病気です。下痢、腹痛、ガス、吐き気、疲れやすさが現れ、脂っぽく悪臭のある便が出ることもあります。症状がない人もいます。下痢が続く、体重が減る、旅行やキャンプの後に症状が始まった場合は、水分を補いながら医療機関に相談してください。乳児や妊娠中の人は脱水に特に注意が必要です。
原因
感染者などの便に由来するジアルジアの嚢子を口から取り込んで感染します。汚染された飲み水や水遊びの水、食品だけでなく、人から人へも広がります。熱帯への旅行だけの病気ではありません。診断には便の検査を用い、1回で見つからない場合は日を変えて複数回採取することがあります。ほかの原因による下痢と区別するため、旅行歴や水への接触を伝えてください。
治療法
症状がある場合は、体調や年齢などに応じて医師が抗原虫薬の必要性と種類を判断します。下痢では水分補給も重要です。無症状の感染者は必ずしも薬が必要とは限りませんが、同居者に症状がある場合など感染を広げる状況では治療を検討します。治療後も症状が続く場合は、再感染や別の原因がないか再診してください。手洗いと安全な水の利用で感染拡大を防ぎます。
下痢が続くなら便検査を相談
1回の検査で見つからず、複数日の採便が必要なことがあります。
水分を補い脱水に注意
乳児や妊娠中の人は下痢による脱水に注意します。
旅行以外の感染経路も確認
水、食品、人との接触を通じて広がることがあります。