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低酸症・無酸症

最終改定日:

体重減少・出血の徴候を相談

体重が減る、吐血・黒色便がある、食べ物がつかえる場合は早めに受診してください。

概要

低酸症・無酸症は、胃酸の分泌が少ない、またはほとんどない状態を指します。胃もたれ、膨満感、下痢などがあっても、その原因が胃酸不足とは限りません。胃酸の分泌量だけを自分で判断することはできず、症状と背景の病気・服薬を合わせて評価します。体重が意図せず減る、飲み込みにくい、吐血や黒色便がある場合は受診してください。

原因

胃粘膜の萎縮、自己免疫性胃炎、ピロリ菌に関連する胃炎、胃酸を抑える薬の使用などで胃酸分泌が減る場合があります。ただし、すべての胃もたれをこれらで説明できるわけではありません。医療機関では症状、薬、胃の手術歴などを聞き、必要に応じて内視鏡、ピロリ菌検査、貧血・鉄・ビタミンB12などを確認します。自己免疫性胃炎は鉄やB12の吸収にも影響します。

治療法

治療は『胃酸を増やす』ことを一律に目標とせず、原因と検査結果に合わせます。ピロリ菌が確認されれば適応に応じて除菌し、鉄やビタミンB12が不足していれば補充を検討します。胃酸を抑える処方薬は必要な理由があるため、自己判断で中止しないでください。旧原稿の塩酸リモナーデは標準的な一律治療として勧めません。消化不良が続く場合は、機能性ディスペプシアなど他の原因も含めて相談しましょう。

胃もたれだけで胃酸不足と決めない

症状、服薬、貧血の有無を伝え、必要な内視鏡・ピロリ菌・鉄・B12の評価を相談してください。

薬やサプリを自己判断で変えない

胃酸を抑える薬には理由があります。中止や酸の補充を始める前に担当医に相談してください。

参考資料

  1. Symptoms & Causes of Gastritis & GastropathyNIDDK
  2. Vitamin B12 deficiency in over 16s: recommendationsNICE
  3. Diagnosis of Gastritis & GastropathyNIDDK
  4. Treatment of Gastritis & GastropathyNIDDK
  5. 患者さんとご家族のための機能性ディスペプシアガイド日本消化器病学会
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