病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

肛門ポリープ

最終改定日:

概要

肛門ポリープは、肛門内の小さな隆起を指す言葉で、多くは肛門乳頭が炎症などで大きくなった良性の病変です。慢性の裂肛に伴って見つかることがあります。小さい場合は症状がないことも、大きい場合は違和感や脱出を感じることもあります。ただし、肛門から出るしこりや出血がすべて肛門ポリープとは限らず、痔やほかの病変と区別する診察が必要です。

原因

慢性裂肛では肛門の内側の乳頭が肥大し、ポリープ状になることがあります。肛門ポリープという呼び名だけでは直腸や大腸のポリープと同じ病変を意味しません。出血や痛みの原因は合併する裂肛のこともあるため、診察では肛門の視診や肛門鏡などで隆起の位置と裂肛の有無を確認します。見た目が典型的でない場合は、ほかの病変の評価が必要です。

治療法

小さく症状がない隆起を一律に切除するとは限りません。裂肛を伴えば、便通の調整や局所治療など、裂肛の治療を優先・併用します。大きく脱出する、症状が続く、診断がはっきりしない場合には切除や組織検査を検討します。ポリープという名称だけで良性と断定せず、治療が必要かを肛門科の診察結果で決めてください。

直腸ポリープとは場所が違う

肛門乳頭の隆起か、直腸側の病変かを診察で区別します。

裂肛があれば併せて治療

痛みや出血は裂肛由来のこともあります。

切除の必要性は症状と診断で判断

無症状の小さな隆起を全員手術するわけではありません。

参考資料

  1. Anal Fissure Expanded InformationAmerican Society of Colon and Rectal Surgeons
  2. A randomised trial of simple excision of non-specific hypertrophied anal papillae versus expectant managementAnnals of The Royal College of Surgeons of England / PubMed
ページの先頭へ