新しい変化や全身症状を相談
形の変化が続く、複数の爪に広がる、疲れや息切れがある場合は受診してください。
概要
匙型爪甲(スプーン爪)は、爪の中央がくぼみ、先端や両側が反り返る形の変化です。特に手の親指・人差し指・中指など、よく使う指に見られます。爪の形だけで貧血や別の病気が確定するわけではありません。新たに形が変わった、複数の爪に広がる、疲れやすさや息切れもある場合は医療機関に相談してください。
原因
爪の両端を深く切り過ぎたり、指の腹に反復して強い力がかかったりすると、爪が支えきれず反ることがあります。鉄欠乏性貧血でも爪が弱くなり、スプーン状になる場合があります。幼児の足の爪では、裸足で歩くときの力などに関連した一時的な変化もあります。診察では爪の切り方・作業・ほかの症状を確認し、貧血が疑われれば血液検査を検討します。
治療法
原因に合わせて対応します。両端を深く切らず、指先に力が集中する作業では道具や手袋を使うなど爪を守ります。鉄欠乏性貧血が確認された場合は鉄不足の原因を調べ、必要な治療を受けます。自己判断で鉄剤を飲み続けるより、原因と検査結果を確認してください。乳幼児でも形の変化が続く、痛みやほかの異常がある場合は相談しましょう。
爪だけで貧血を断定しない
疲れやすさ・息切れ・月経や食事の状況も伝え、必要なら血液検査を相談してください。
爪の両端と指先を守る
爪の両端を深く切らず、作業で指先に繰り返し力がかかる場合は道具の使い方を見直します。