概要
低脂血症は血液中の脂質が低い検査所見で、低LDLコレステロール、低HDLコレステロールなど何が低いかで意味が違います。無症状で見つかることもありますが、極端に低い値、成長障害、慢性下痢、夜盲やふらつきがある時は原因を調べる必要があります。
原因
まず過去の検査値、食事・体重変化、薬、甲状腺・肝臓の病気、吸収不良など二次性の原因を確認します。原因が見つからない場合は家族性低βリポ蛋白血症、無βリポ蛋白血症などの遺伝性疾患を考え、LDL/HDLの内訳、肝機能、必要に応じアポ蛋白や遺伝子検査を検討します。
治療法
二次性なら原因疾患に対応します。軽症の遺伝性低LDLでは治療せず経過をみる場合もありますが、重症の無βリポ蛋白血症などでは脂溶性ビタミンの不足を調べ、専門医がビタミン補充と食事調整を行います。脂肪肝や神経・眼の症状も確認します。低い脂質値だけを見て全員に脂肪制限やサプリメントを勧めません。
どの脂質が低いかを確認
LDLとHDLの低下では原因と健康上の意味が異なります。
極端な低値や症状がある時
成長・眼・神経の症状や脂肪肝があれば専門的な評価を受けます。