概要
骨盤位(逆子)は、胎児の頭が上、臀部や足が子宮の出口側にある状態です。妊娠中期には珍しくなく、多くは成長とともに頭位になります。胎位は診察や超音波で確認します。出産が近づいても骨盤位なら、担当の産科医と出産方法を相談してください。
原因
原因がはっきりしないことも多く、子宮や胎盤の状態、羊水量、多胎妊娠などが関わる場合があります。骨盤位のまま経腟分娩すると、最後に出る頭が通りにくいことや臍帯脱出などに注意が必要です。妊娠週数、胎児の状態、胎盤の位置、これまでの分娩歴などを確認して選択肢を検討します。
治療法
妊娠後期に骨盤位が続く場合、適応があれば医師が腹部から胎児を回す骨盤位外回転術を提案することがあります。胎児心拍を確認し、緊急対応できる環境で実施します。誰にでも行える処置ではなく、成功も保証されません。骨盤位のままなら予定帝王切開を選ぶ施設が多い一方、条件と経験が整えば経腟分娩を検討することもあります。自己判断でお腹を強く押さず、担当医と利益・危険を相談してください。
出産時の骨盤位は約3%
妊娠中期と出産予定日近くでは骨盤位の割合が異なります。出産予定日近くの割合は約3%で、担当医が超音波などで胎位を確認します。
超音波で胎位を確認
妊娠後期に骨盤位が続くか、健診で超音波などにより確認します。
外回転術は適応を選ぶ
実施できるかは胎児と胎盤の状態などを踏まえ、監視と緊急対応が可能な施設で判断します。
分娩方法を事前に相談
骨盤位のままなら帝王切開が多く、経腟分娩を検討する条件は施設ごとに異なります。