飲めない・呼吸が苦しい・ぐったりは早急に相談
予定の健診日を待たずに連絡します。
概要
ハイリスク新生児は、出生前後の経過や病気などから、通常より丁寧な診療や退院後のフォローが必要と判断された赤ちゃんを指す言葉です。早産・低出生体重、出生時の低酸素、脳や心臓の病気、長期の呼吸管理など、背景はさまざまです。生まれた時に一見元気に見える子だけを指すわけではなく、出生直後から新生児集中治療室(NICU)などで治療を受ける子も含まれます。『ハイリスク』は将来の重い障害が決まったという意味ではありません。
原因
フォローアップの対象になる理由には、早産・極低出生体重、慢性の病気、出生時の仮死やけいれん、頭蓋内出血、多胎などがあります。母体の病気や妊娠・分娩の経過も出生直後の評価に関わりますが、母親に病気があるだけで全員が同じリスクになるわけではありません。医療者は妊娠週数、出生体重、呼吸・哺乳・血糖・黄疸、治療歴などを踏まえ、個々の赤ちゃんに必要な観察と検査を決めます。
治療法
治療や入院の要否は赤ちゃんの状態によって異なります。退院前には哺乳、体重の増え方、呼吸、薬や在宅ケアの必要性を確認し、退院後の受診先と予定を家族と共有します。外来では成長、栄養、運動や言葉の発達、聴覚・視覚などを必要に応じて確認し、早く支援につなげます。決まった年齢まで全員が入院するわけでも、通常の健診だけで十分と一律に言えるわけでもありません。退院後に飲めない、呼吸が苦しそう、発熱、ぐったりして起きにくいなどの変化があれば、予定の診察を待たず医療機関へ相談してください。
リスクと将来の障害を同一視しない
出生時の状態、治療歴、成長・発達を個別に評価します。
退院時に受診と支援の計画を確認
小児科や専門外来、地域の支援と連携します。