概要
分娩まひは、出生の前後に赤ちゃんの神経が傷つき、腕や顔などの動きが弱くなる状態です。代表的な腕神経叢まひでは片腕を動かしにくくなります。顔面神経では表情やまぶたの閉じ方に左右差が、横隔神経では呼吸の異常が出ることがあります。多くは脳ではなく末梢神経の障害です。
原因
分娩時に首や肩の神経へ力がかかることなどが関連します。腕を動かさない原因は鎖骨・上腕骨骨折などの場合もあるため、出生直後からの診察と経過観察が重要です。呼吸が苦しそう、顔色が悪い時はすぐに医療者に伝えます。
治療法
腕神経叢まひは、回復の程度を継続して確かめ、腕の支持や専門家が指導する優しい関節運動・発達支援を行います。自己流で無理に動かさず、改善が乏しければ専門施設で手術の適応も評価します。顔面神経まひでまぶたが閉じない場合は眼を保護し、横隔神経まひで呼吸に影響があれば呼吸管理を行います。回復時期や手術の要否は一律には決められません。
呼吸の異常は直ちに伝える
呼吸が苦しそう、顔色が悪い場合は速やかな診察が必要です。
腕の動きの回復を追う
定期評価により、適切な運動指導や専門施設への紹介を検討します。