病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

頭血腫

最終改定日:

急な拡大・顔色不良・飲めないときは直ちに相談

緊急の出血や黄疸を除外する必要があります。

概要

頭血腫(とうけっしゅ)は、赤ちゃんの頭蓋骨と骨膜の間に血液がたまってできるふくらみです。分娩直後には目立たず、後から見つかることもあります。骨膜の下にあるため、通常は一つの骨の範囲にとどまり、骨と骨の境目を越えて広がりません。頭皮のむくみである産瘤とは異なります。家庭で押して違いを調べるのではなく、医療者に確認してもらいましょう。

原因

出産前後に頭へかかる圧力などで骨膜下の小さな血管が破れ、血液がたまります。吸引分娩や鉗子分娩の後に見られることがありますが、それだけに限りません。医療者は腫れの範囲と増え方、赤ちゃんの全身状態を確認します。腫れが急に広がり骨の境目を越える場合は、より深い層に出血する帽状腱膜下出血などを考え、緊急に診察します。

治療法

典型的な頭血腫は血液が徐々に吸収されるため、通常は処置をせず経過を見ます。吸収に数週間以上かかることがあり、皮膚や白目が黄色くなる黄疸にも注意します。黄疸が見られたら医療者に相談し、生後24時間以内の黄疸や、飲めない・強く眠って起きにくい場合は直ちに評価を受けてください。頭の腫れが急に大きくなる、顔色が悪い、元気がない場合も、頭血腫と決め付けず救急へ連絡してください。

骨の境界を越えない腫れか確認

頭血腫・産瘤・帽状腱膜下出血を診察で見分けます。

通常は吸収を待ち黄疸を観察

腫れと赤ちゃんの状態を定期的に確認します。

参考資料

  1. Trust Guideline for the Newborn and Infant Physical ExaminationNorfolk and Norwich University Hospitals NHS Foundation Trust
  2. Baby check findings: head swellingsWessex Neonatal Network
  3. Jaundice in babiesNational Health Service
ページの先頭へ