概要
低身長は同年齢・同性の子どもと比べて身長が低い状態を指し、病名そのものとは限りません。日本小児内分泌学会は身長を成長曲線に記録し、身長が-2SD以下、伸びが鈍い、曲線から外れていく時は小児科で相談するよう勧めています。『小人症』は現在の一般向け説明に適さない旧称です。
原因
家族性・体質性のほか、栄養、慢性疾患、甲状腺・成長ホルモンの異常、染色体や骨の病気、小さく生まれた後の成長など、原因は多様です。母子手帳や健診の身長・体重を使って成長曲線を描き、必要な場合に血液検査や骨年齢などを検討します。
治療法
体質による場合は経過をみることが多い一方、甲状腺の病気や栄養・慢性疾患には原因に応じた治療があります。成長ホルモン治療は適応を満たす一部の病気で専門医が検討します。製剤や投与間隔は適応と製剤で異なり、全員に毎晩の注射が必要なわけではありません。気になる場合は根拠のないサプリメントに頼らず成長記録を持って受診してください。
成長曲線の変化を見る
身長の数値だけでなく伸び方を記録し、曲線から離れる場合は相談します。
治療は原因と適応で決まる
成長ホルモンを全ての低身長に使うことはありません。