概要
『悪性奇形腫瘍』という旧来の呼び名だけでは、現在の治療方針は決められません。奇形腫は胚細胞腫瘍の一種で、成熟・未熟の違いや悪性細胞を含むかで性質が異なります。精巣、卵巣、仙尾部など発生部位や年齢によって症状も変わります。しこりがあれば小児外科などで評価します。
原因
胚細胞から生じる腫瘍ですが、多くは発生の直接原因が分かりません。画像に加えてAFPなどの腫瘍マーカー、切除・生検標本の病理検査で種類と広がりを調べます。『ホルモンの症状』だけで確定する病気ではありません。
治療法
成熟奇形腫や一部の未熟奇形腫は手術後の経過観察が中心です。悪性胚細胞腫瘍では病期・年齢により手術、化学療法、慎重な監視を組み合わせます。可能な範囲で生殖機能などを守る方針も検討されます。直腸近くの病変で直腸切除や人工肛門が必ず必要になるわけではありません。専門施設で病理型と治療の必要性を確認してください。
病理型と病期を確認
成熟・未熟・悪性細胞の有無、発生部位で対応が変わります。
臓器温存を含めて相談
全員に抗がん剤や人工肛門が必要なわけではありません。