反応がなく呼吸が普通でなければ119番
救急の指示を受けて乳児の心肺蘇生を始めます。
概要
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまでの病歴や状況から予想できなかった乳児の突然死で、調査をしても原因が分からないものを指します。睡眠中に起こることが多いものの、寝具による窒息など原因が判明した事故とは区別されます。特定の赤ちゃんに起こるかどうかを事前に予測する検査はなく、確実に防ぐ方法も確立していません。ただし、睡眠環境を整えることなどでリスクを下げられます。
原因
SIDSの原因は確定していません。うつぶせ寝、喫煙や受動喫煙、柔らかい寝具などは睡眠中の死亡リスクを高めるため、安全な寝かせ方が重要です。生後2〜6か月に多いとしても、それ以外の月齢で起こらないわけではないため、1歳になるまで同じ安全対策を続けます。
治療法
1歳までは昼寝も夜もあおむけで寝かせ、身体が沈まない硬めで平坦な寝床を使います。寝床に枕、掛け布団、ぬいぐるみ、タオルを置かず、着るものや室温で寒さを調整します。たばこを避け、母乳育児は無理のない範囲で支援を受けてください。保護者の近くに赤ちゃん専用の寝床を置き、大人用ベッドやソファで一緒に眠ることは避けます。医学上の理由で別の寝かせ方を指示された場合は担当医の指示に従います。赤ちゃんに反応がなく普段どおりの呼吸をしていない時は、すぐ119番に通報し、指示を受けながら乳児の心肺蘇生を始めてください。
SIDSと窒息事故を区別
原因が分からない突然死を、状況・病歴の調査後に判断します。
1歳まではあおむけ、硬めで平坦な寝床
枕や掛け布団などを寝床に置かず、たばこの煙を避けます。