概要
不眠症では、寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めて再び眠れないなどの症状が続き、疲労感や集中力低下などで日中の生活に支障が出ます。寝つくまでの時間や睡眠時間だけで診断は決まりません。睡眠に十分な機会があるか、生活の支障がどの程度かを合わせて考えます。いびきや呼吸の停止、脚の不快感、強い日中の眠気があれば別の睡眠障害も考えます。
原因
ストレス、生活時刻の乱れ、寝床で長く眠ろうとする習慣、夕方以降のカフェイン、就寝前の飲酒や喫煙が眠りを妨げることがあります。痛み、咳、心身の病気、薬の影響が関わる場合もあります。医師は症状の続いた期間、睡眠時刻、日中の支障、服薬やほかの病気を確認し、必要なら睡眠日誌を用います。特定の原因が全員に当てはまるわけではありません。
治療法
原因となる病気や薬を確認し、起床時刻をなるべく一定にする、眠れないまま寝床で長く過ごさない、カフェインや飲酒の時刻を見直すなどの対処を行います。慢性不眠症には睡眠への考え方と行動を整える認知行動療法も選択肢です。必要なら医師が睡眠薬を検討しますが、種類・量・続ける期間は症状と副作用をみて判断します。自己判断で増減・中止せず、継続中も効果と日中の眠気を確認します。
夜の時間だけでなく日中の状態を見る
眠れる時間が短いかどうかに加え、集中力・気分・活動への影響を記録して相談します。
睡眠薬は医師と定期的に評価
睡眠習慣の調整と合わせ、薬の効果や翌日の眠気を相談します。自己判断で量を変えないでください。