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亜急性連合性脊髄変性症

最終改定日:

しびれに歩行障害が加わったら早めに受診

進行してからでは神経機能が戻りにくい場合があります。

概要

亜急性連合性脊髄変性症は、ビタミンB12の不足によって脊髄の神経が障害され、しびれや歩きにくさが進む病気です。日本神経学会の用語集では『亜急性脊髄連合変性症』と呼びます。足先や手先のしびれ、振動や手足の位置の分かりにくさ、ふらつき、脚のこわばりなどがみられます。貧血が目立たなくても神経症状が先に現れることがあります。進行した歩行障害を放置すると回復しにくい場合があるため、早めの評価が重要です。

原因

ビタミンB12は神経を包む髄鞘の維持に必要です。不足は、自己免疫性胃炎などによる吸収障害、胃や小腸の手術後、食事からの摂取不足、一部の薬剤、亜酸化窒素の使用など、複数の理由で起こります。血算と血中B12を調べ、結果が境界域なら追加の血液検査を検討します。神経診察と必要に応じたMRIで他の脊髄病気も除外し、原因を調べます。

治療法

ビタミンB12を補い、欠乏した原因にも対応します。神経症状が進んでいる人や吸収障害がある人では注射による補充を検討し、食事性の不足などでは内服が選択される場合もあります。歩行障害などが疑われる場合は検査結果を待つ間の治療開始も含めて医師が判断します。早期の治療ほど改善が期待できますが、回復の程度には個人差があり、完全回復を保証できません。しびれに加えて歩きづらい、転びやすい症状が続くなら脳神経内科などを早めに受診してください。急に立てない・歩けない場合は速やかに医療機関へ相談してください。

貧血がなくてもB12欠乏と神経障害を評価

血液検査に加え神経診察と必要に応じた画像検査を相談します。

原因に応じてB12補充法と期間を決める

神経症状や吸収障害があれば早期の治療判断が重要です。

参考資料

  1. Vitamin B12: Health Professional Fact SheetNIH Office of Dietary Supplements
  2. 神経学用語集・凡例日本神経学会
  3. Vitamin B12 deficiency in over 16s: diagnosis and management (NG239)National Institute for Health and Care Excellence
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