症状が消えても、119番で相談する
突然の片側のまひ、言葉の異常、見え方の変化などは、短時間で戻っても放置しないでください。TIAか脳梗塞かは自宅では区別できません。119番で救急車を呼び、症状が始まった時刻と消えた時刻を伝えます。翌日の予約を待つ対応ではありません。
概要
一過性脳虚血発作(TIA)は、一時的に脳への血流が不足し、片側の手足の動かしにくさ、言葉の出にくさなどが起こる状態です。症状が短時間で消えても、直後に脳梗塞を起こす危険があります。
原因
脳への血流が一時的に不足することで起こります。どの血管に問題があるかなど、発作の原因を調べて再発・脳梗塞の予防につなげます。
治療法
症状が消えても治療不要とは判断できません。突然のまひや言葉の異常などが起きたら、改善した場合も含めて速やかに救急医療を受けてください。様子を見て翌日まで待たないことが大切です。
医療機関では脳や血管などを調べ、原因に応じた脳梗塞予防の治療を直ちに検討します。
「症状が戻った」だけでは診断できない
診察とCT・MRIなどで脳の状態を確認します。脳梗塞が起きていないかに加え、頸動脈などの血管や心房細動などの心臓の病気を調べ、再発予防につなげます。発作の長さだけでTIAと自己判断せず、目撃した家族の説明も伝えてください。
原因に合う予防と、再発時の行動を確認
脳梗塞は発作直後、特に早期に起こる危険があります。心臓由来の血栓か、動脈の狭窄かなどで予防の方針は異なります。処方の目的、血圧などの管理、次の検査と受診日を確認してください。再び症状が出たら、薬を飲んで待つのではなく救急医療につなげます。