受診・再受診の目安
息苦しさ、血の混じる痰、強い症状や長引く発熱があるときは受診してください。咳が3週間を超える、いったん良くなってから悪化する、同じ症状を繰り返す場合も再評価が必要です。呼吸が苦しい場合は早急に医療機関へ相談してください。乳児や心臓・肺の持病がある人は、一般的な経過だけで判断しないでください。
概要
急性気管支炎は、気管支に急性の炎症が起こり、咳が主な症状となる病気です。痰、のどの痛み、だるさなどを伴うことがあります。多くは自然に軽快しますが、咳は数週間続くこともあります。息苦しさや発熱が続く場合は、肺炎など別の病気がないか確認が必要です。
原因
原因の多くはウイルス感染です。細菌が関わる場合や、肺炎・百日咳など似た症状の病気もあります。痰が黄色や緑色になっただけでは、細菌感染や抗菌薬が必要なことの証明にはなりません。
治療法
休養や水分補給などを基本に、つらい咳などの症状を和らげる方法を医療者と相談します。通常の急性気管支炎には抗菌薬を使わないことが国内の手引きで推奨されています。肺炎や百日咳など別の病気が見つかった場合は治療が異なります。持病がある人、免疫が弱い人、乳幼児などは個別の評価が必要です。
検査は必要?
典型的な急性気管支炎では、診断のための検査は通常不要です。呼吸状態や診察所見から肺炎、百日咳などを疑う場合には、ほかの病気を調べる検査を検討します。色のついた痰だけで抗菌薬の要否を決めることはできません。
咳が続くとき
急性気管支炎の咳は数日で必ず止まるものではありません。休養と水分補給を続けながら、症状の変化をみてください。咳が3週間を超える、悪化する、息苦しさが出る場合は、別の原因がないか再診で相談しましょう。