概要
ウエストナイルウイルス感染の多くは無症状です。症状が出る場合は発熱、頭痛、筋肉痛、発疹などで、まれに髄膜炎、脳炎、急性弛緩性麻痺を起こします。強い頭痛、意識の変化、けいれん、急な手足の脱力がある場合は救急受診してください。
原因
ウイルスを持つ蚊に刺されることが主な感染経路で、鳥と蚊の間でウイルスが維持されます。通常の接触で人から人へ広がる病気ではありませんが、輸血・臓器移植などに伴うまれな感染経路は報告されています。渡航先と蚊に刺された時期を医師に伝えることが診断の助けになります。
治療法
人に使える確立した抗ウイルス薬やワクチンはありません。軽症では水分補給と症状の管理、神経症状があれば入院で呼吸や全身状態を支える治療を行います。流行地域では虫よけ、長袖、蚊の発生源を減らす対策が重要です。
意識の変化・けいれん・麻痺
神経に及ぶ重症例を疑い、救急受診してください。
蚊に刺されない対策
流行地域では虫よけ、肌を覆う服、蚊の発生源を減らす対策をとります。