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気分変調性障害

最終改定日:

自殺の考えが差し迫る場合は緊急支援へ

安全を保てない場合は救急など緊急の支援を利用してください。

概要

気分変調性障害は、長く続く抑うつを表す旧来の病名で、現在は『持続性抑うつ症』として説明されることがあります。気分の落ち込みがほとんどの日に2年以上続き、疲れやすさ、睡眠・食欲の変化、集中しにくさ、希望が持てない感じなどがみられます。必ずしも『軽いうつ病』ではなく、生活に大きな支障が出たり、強いうつ病の症状が重なったりすることもあります。気分の低下が長く続く、仕事や家事・学業に影響する場合は相談してください。自殺を考えている、差し迫った危険がある場合は救急など緊急の支援につながってください。

原因

原因を本人の性格や幼少期の特定の出来事だけに決めることはできません。遺伝的・身体的な背景、生活環境、ストレスなど複数の要因が関わります。診察では症状が始まった時期と続き方、生活への影響、服薬、身体の病気を確認します。気分が高揚して睡眠が少なくても活動的だった時期がないかも伝え、双極症との違いを評価します。甲状腺の病気や薬の影響などを確認する場合もあります。

治療法

長く続いていても改善を目指せます。認知行動療法などの心理療法、抗うつ薬、両者の組み合わせが選択肢で、症状の重さ、これまでの治療、本人の希望や薬の副作用を踏まえて決めます。効果の確認には経過を追うことが必要です。薬を使っている場合は急に自己中止せず、効き方や副作用を担当医に伝えて調整を相談してください。症状が続くことを『性格だから仕方ない』と放置しないでください。

気分の経過を記録する

いつから落ち込みが続くか、睡眠・食欲・活動への影響、気分が高揚した時期の有無を整理して相談します。

続く症状にも治療の選択肢がある

心理療法、薬、併用の利点と負担を医療者と話し合い、効果を定期的に確認してください。

参考資料

  1. Persistent Depressive DisorderAmerican Psychiatric Association
  2. DepressionNational Institute of Mental Health
  3. まもろうよ こころ厚生労働省
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