突然の胸・背中の激痛は、119番
突然の強い胸や背中の痛みは、直ちに119番で救急車を呼んでください。大動脈から枝分かれする血管の血流が妨げられると、腹痛、手足の異常、脳の症状なども起こります。痛みの場所だけで安全とは判断せず、いつ始まったか、どこが痛むかを伝えます。
概要
大動脈解離は、大動脈の壁が裂けて壁の中に血液が入り込む病気です。突然の激しい胸や背中の痛みで発症することが多く、命に関わる緊急の状態になることがあります。
原因
高血圧や、大動脈の壁が弱くなる病気などが関係します。上行大動脈に及ぶA型と、上行大動脈に及ばないB型では治療方針が異なります。
治療法
突然の激しい胸や背中の痛みがあれば、119番で救急車を呼び、速やかに診療を受けてください。
A型では緊急手術が必要になることが多く、B型では血圧や痛みを管理する治療が基本です。ただしB型でも、破裂や臓器への血流障害などがあれば手術・血管内治療を検討します。急性期を乗り越えた後も、血圧管理と定期的な画像検査などが必要です。
A型・B型だけでなく、臓器の血流も判断材料
上行大動脈に及ぶA型は緊急手術が必要になることが多い病気です。B型は血圧・痛みの管理が基本ですが、破裂や臓器への血流障害などがあれば手術や血管内治療を検討します。解離の範囲と、臓器に血液が届いているかを踏まえて方針を決めます。
退院後も、画像検査と血圧管理を続ける
急性期を乗り越えても、大動脈が後から拡大することがあります。症状がなくても定期的な画像検査を受け、血圧の管理を続けます。家庭での血圧記録、服薬、仕事や運動の再開、急な痛みが出た場合の連絡方法を確認してください。検査が不要になったと自己判断しないことが大切です。