急な視力低下は白内障だけと決めつけない
白内障は通常ゆっくり進みます。急に見えにくくなった、片目だけ大きく変わった場合は別の病気を含め眼科で確認してください。
概要
白内障は、目のレンズにあたる水晶体が濁り、見え方が徐々に低下する病気です。かすむ、まぶしい、眼鏡の度数が合わなくなる、片目でも物が二重に見えるなどの症状があります。初期には自覚がないこともあります。急に視力が落ちた場合は、白内障だけと決めつけず、別の目の病気がないか早めに眼科で確認してください。
原因
最も多い原因は加齢です。外傷、糖尿病、アトピー性皮膚炎、ステロイド薬の使用などが関わる場合や、生まれつきの白内障もあります。診察では水晶体の濁りだけでなく、視力やほかの目の状態も確認し、見えにくさの原因を調べます。
治療法
点眼薬などで進行を遅らせる場合はありますが、濁った水晶体を透明に戻すことはできません。見え方が生活に支障をきたす、眼科的な理由で必要がある場合は、濁った水晶体を取り除き眼内レンズを入れる手術を検討します。手術時期は視力の数値だけでなく、仕事、読書、運転などの困りごとと目の状態を踏まえて相談します。眼内レンズには単焦点・多焦点・乱視矯正用などがあり、見たい距離、ほかの眼疾患、期待できる見え方を医師と確認します。
かすみ・まぶしさ・片目の複視に注意
見え方の変化と生活で困る場面を記録し、眼科で視力と水晶体の濁り、ほかの目の病気を確認します。
点眼薬で濁りは元に戻らない
点眼薬・内服薬で進行を遅らせることはあっても、水晶体の濁りを透明にはできません。困りごとが増えたら手術の適否を相談します。
眼内レンズは使い方に合わせて選ぶ
手術では眼内レンズを入れます。単焦点・多焦点・乱視矯正用などの選択は、見たい距離、目の状態、見え方の違いを確認して決めます。
手術前に確認したいこと
「見えにくさは白内障によるものか」「いつ手術を考えるか」「選んだ眼内レンズで眼鏡は必要か」を聞きましょう。