腫れや朝のこわばりが続くとき
関節の腫れ、痛み、朝のこわばりが続く場合は、リウマチ科などで早めに相談してください。左右対称の症状がそろうまで待つ必要はありません。早い段階で炎症を抑えることは、関節の傷みを防ぐうえで重要です。
概要
免疫の異常によって関節の滑膜に炎症が起こる病気です。手足の関節の腫れや痛み、朝のこわばりなどがみられ、治療が遅れると関節の損傷につながります。症状の現れ方や持続時間には個人差があり、左右対称とは限りません。腫れやこわばりが続く場合は、早めにリウマチ科などで相談してください。
原因
免疫反応の異常に遺伝的な素因や環境要因が関係すると考えられますが、個々の発症原因を一つに特定することはできません。喫煙は発症や悪化に関係する要因です。
治療法
関節の炎症と損傷を抑えるため、早期から疾患修飾性抗リウマチ薬を使い、寛解または低い疾患活動性を目標に効果と副作用を確認します。まずメトトレキサートを検討し、使えない場合や効果が不十分な場合は他の抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などを状態に応じて選びます。鎮痛薬やステロイドだけでは関節破壊を防ぐ治療の代わりにはなりません。
血液検査だけでは決まりません
リウマチ因子や抗CCP抗体、炎症反応に加え、関節の診察や画像を合わせて診断します。分類基準を満たさない例もあるため、検査結果の一項目だけで否定したり、自己診断したりしないでください。必要に応じて超音波やMRIを用います。
服薬する曜日と感染時の連絡を確認
メトトレキサートは週単位で使う薬で、毎日飲む薬ではありません。処方された曜日・回数を必ず確認してください。発熱など感染が疑われる場合に、どこへ連絡し薬をどう扱うかを事前に相談しておきます。ステロイドを急に中止するなど、自己判断で処方を変更しないでください。