概要
感染性関節炎は、関節の中に病原体が入って炎症を起こす病気です。細菌による化膿性関節炎では、ひとつの関節が急に強く痛み、腫れや熱感が出て、動かしにくくなることがあります。発熱がない場合もあります。乳幼児では機嫌が悪い、手足を動かさない、体重をかけないなどが手がかりです。急な関節の強い痛み・腫れや発熱がある場合は、その日のうちに医療機関で評価を受けてください。
原因
細菌が血流を通って関節に届く、けがや処置を通じて関節に入るなどして起こります。人工関節がある人、関節手術後、免疫機能が低い人などは特に注意が必要です。医師は関節液を採って細胞や菌を調べ、血液検査や画像検査で感染と関節の状態を確認します。痛風などほかの原因の急な関節炎と見分けることも重要です。
治療法
細菌性が疑われれば、病院で速やかに抗菌薬を使い、必要に応じて穿刺や手術で関節内の液を排出します。敗血症が疑われる場合は治療を急ぎます。抗菌薬は検査結果を踏まえて調整し、決められた期間続けます。炎症が落ち着いた後は関節の動きと機能を確認します。ウイルスや真菌など別の病原体が疑われる場合には治療が異なるため、自己判断で薬を選ばないでください。
急な単関節の痛みと腫れ
ひとつの関節が急に強く痛み、腫れて動かせない場合は、熱がなくてもその日のうちに受診してください。
関節液で病原体を調べる
医師は関節液と血液を調べ、感染と痛風などの別原因を見分けます。
抗菌薬と排液を組み合わせる
細菌性関節炎では抗菌薬に加え、必要な関節液の排出を行います。検査結果で薬を調整します。
炎症後も関節の動きを確認
治療後も痛み・腫れ・可動域を確認し、必要に応じて運動機能の回復を進めます。