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全身性エリテマトーデス

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概要

全身性エリテマトーデス(SLE)は、免疫の異常によって皮膚、関節、腎臓、血液、肺、神経などに炎症が起こる病気です。発熱、疲れやすさ、関節痛、日光で悪化する発疹、口内炎や脱毛などが現れますが、蝶形紅斑が必ず出るわけではなく、症状の組み合わせや重さは人によって異なります。腎臓の炎症は自覚症状がないまま尿検査で見つかることがあります。症状が続くときはリウマチ・膠原病内科などで相談し、息苦しさ、けいれんや意識の変化、急なむくみや尿量低下があれば速やかに受診してください。

原因

特定の一つの原因は分かっていません。体質や環境などが重なり、免疫が自分の組織を傷つけると考えられています。紫外線、感染、妊娠・出産、薬などで病状が変化することがあるため、気になる変化を主治医に伝えます。診断には症状・診察に加え、抗核抗体や抗DNA抗体などの血液検査、血球数、腎機能、尿たんぱく・血尿の検査を組み合わせます。抗核抗体が陽性という結果だけでSLEと決めることはできず、腎炎が疑われる場合は腎臓の詳しい評価が必要です。

治療法

治療は症状と臓器障害の重さに合わせ、病状を落ち着かせ再燃と臓器障害を防ぐことを目指します。ヒドロキシクロロキンは禁忌などがなければ基本となる薬で、眼の副作用などを確認しながら使います。ステロイドは必要なときに使い、副作用を減らすため可能な範囲で減量します。腎炎やほかの重い臓器障害には免疫抑制薬、病状に応じて生物学的製剤などを組み合わせます。尿検査、血圧、腎機能を含む定期評価を続け、薬を自己判断で中止しないでください。妊娠を希望する場合は、病状と薬の安全性を事前に主治医と相談します。

皮疹がなくてもSLEはあり得る

症状の組み合わせは人によって異なり、関節痛、発熱、疲労などから気づくことがあります。

腎炎は尿検査で見つかることがある

自覚症状がなくても尿たんぱく・血尿や腎機能を定期的に確認します。

抗体だけでなく臓器の状態を確認

血液の自己抗体、血球、尿、腎機能を症状と合わせて評価します。

再燃を防ぎステロイドを減らす

基本薬、免疫抑制薬や生物学的製剤を病状に合わせて使い、薬の副作用と妊娠計画も相談します。

参考資料

  1. 全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49)難病情報センター
  2. EULAR recommendations for the management of systemic lupus erythematosus: 2023 updateEuropean Alliance of Associations for Rheumatology
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