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気管支拡張症

最終改定日:

大量の喀血・強い息苦しさは救急相談

血痰が続く場合も診察と出血源の確認が必要です。

概要

気管支拡張症は、気管支が広がり、慢性的な咳や痰、感染による症状の悪化を繰り返す病気です。普段より痰の量や色、咳、息切れ、だるさが増すときは増悪の可能性があり、早めにかかりつけの呼吸器内科へ相談します。血の混じる痰や喀血があれば受診し、大量の血が出る、息苦しい場合は救急受診が必要です。

原因

感染症の後遺症だけでなく、免疫の異常、気道の線毛の働きの障害、非結核性抗酸菌症など複数の病気が関係します。原因が特定できないこともあります。胸部CTで気管支の拡張を確認し、症状と合わせて診断します。痰の培養、血液検査、肺機能検査などで感染や原因・病状を調べ、治療を選びます。

治療法

治療の基本は、原因疾患への対応と、専門職から方法を教わる気道クリアランス(痰を出しやすくする呼吸法や器具)です。増悪時には状態と痰の検査結果に応じて抗菌薬を選びます。長期マクロライド薬は増悪を繰り返す高リスクの人で標準治療後に検討するもので、全員がエリスロマイシンを長期服用するわけではありません。開始前には非結核性抗酸菌症などを確認し、副作用・耐性を含め専門医が判断します。緑膿菌の慢性感染があり増悪リスクが高い人では吸入抗菌薬なども検討されます。適切なワクチン、禁煙、体力と栄養の維持も大切です。喀血を繰り返す場合はカテーテルによる塞栓術などを検討します。

CTに加えて痰の培養・肺機能などを確認

病因と感染の種類が治療選択につながります。

専門職から痰の出し方を教わる

気道クリアランスと運動・禁煙を続けます。

長期抗菌薬は増悪リスクと菌に応じて検討

非結核性抗酸菌症や副作用を確認してから選びます。

参考資料

  1. 気管支拡張症日本呼吸器学会
  2. European Respiratory Society clinical practice guideline for the management of adult bronchiectasisEuropean Respiratory Society
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