病気診断.net病名・症状から調べる病気の辞典

リウマチ性多発筋痛症

最終改定日:

概要

リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上に多い炎症性の病気で、両肩、上腕、腰や太ももの付け根に痛みとこわばりが生じます。朝や長く休んだ後に強く、起き上がる、服を着る、腕を上げる動作が難しくなります。痛みのために力が入らないと感じても、筋肉そのものが壊れて真の筋力低下を起こす病気とは異なります。症状が数日から数週間で広がる場合はリウマチ・膠原病内科などで相談してください。新しい強い頭痛、噛むと顎が痛む、視力低下や複視があれば巨細胞性動脈炎の可能性があり、視力を守るため当日中に医療機関へ相談します。

原因

原因はまだ特定されていません。加齢、体質、免疫の変化などが関わると考えられています。症状と診察に加え、赤沈・CRPなどの炎症反応、必要に応じて肩や股関節の超音波検査を参考にします。これだけで確定できる単独の検査はなく、関節リウマチ、感染症、ほかの病気を除外することが大切です。医師は頭痛、顎の痛み、視覚の異常を確認し、巨細胞性動脈炎の合併も調べます。

治療法

治療の中心は副腎皮質ステロイドで、初期量と期間は症状、合併症、ほかの病気の有無を踏まえて医師が決めます。改善しても急に中止せず、症状と炎症反応を確認しながら徐々に減らします。減量中に肩や腰のこわばりが戻る場合は再燃の可能性を相談してください。長期の服用では骨粗しょう症、感染、血糖や血圧の変化などを定期的に確認します。再燃を繰り返す場合は別の薬の併用を専門医が検討します。巨細胞性動脈炎を伴う場合は緊急性と治療方針が異なります。

朝のこわばりと動作を記録

両肩・腰周りの痛みが朝に強いか、起床や着替えにどれほど支障があるかを伝えます。

頭痛・顎の痛み・視力変化は急いで相談

巨細胞性動脈炎では失明につながることがあります。新しい視覚症状は当日中に評価を受けます。

炎症検査と類似疾患の除外

赤沈・CRPや超音波を参考にし、関節リウマチなどの似た病気を調べます。

自己中止せず再燃と副作用を確認

ステロイドは医師と徐々に減らし、症状の再発、骨や感染の問題を定期的に確認します。

参考資料

  1. リウマチ性多発筋痛症日本リウマチ財団 リウマチ情報センター
  2. Polymyalgia Rheumatica and Giant Cell ArteritisNational Institute of Arthritis and Musculoskeletal and Skin Diseases
ページの先頭へ